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「角目12Vシャリーのカスタム推進プロジェクト」として購入したデモカー5号機ですが、格好いいシートも付いたところで、そろそろ本格的なカスタムに入ろうと思います。 弊社の場合、なんと言ってもスイングアームに力を入れていますので、まずはワイドスイングアームを取り付けてみたいと思います。
とはいうものの弊社のワイドスイングアームはモンキー用・・・ですが、大丈夫なんです! と言うことで、どのように大丈夫なのかをご紹介いたします。
まず、スイングアームの長さ選定ですが、モンキー用の+12cmをチョイスします。 なぜ+12cmかというと・・・以前、グーグルで見つけた超格好いいシャリーがスイングアームをカブの純正アームに交換してたんです。 ローダウンであったこともありますが、"カスタムするならこのスタイリングにしたい!"と固く決意してしまったわけです。 で、モンキーとダックス・シャリーのスイングアームは約6cmの長さ違いがあります。 つまり、モンキー用の+12cmはシャリーの+6cmに相当します。 そしてこの+6cmがカブの純正アームの長さにどんピシャリ! と言うことで、モンキー用の+12cmでキマリです。 次に作業工程ですが、やはり流用なので幾つかのハードルがあるわけですが、フレームへの装着方法が真逆な車体ですので、ここを何とかする必要があります。 モンキーはフレームがスイングアームに挟まれるように接続されています。つまりスイングアームが外側です。 しかし、ダックス・シャリーは鉄板フレームの中にスイングアームが入り込むように接続されています。スイングアームが内側ですね。 シャリーの鉄板フレームの外側にモンキー用スイングアームを取り付けて、ピボットシャフトを締め込むには、何もなくなったフレームの内側に何かを入れませんとフレームが潰れてしまうことになります。 「何を入れよう??」・・・と言うことで探してきたのが内径10mmで長さ98mmの肉厚パイプ。 純正スイングアームのピボット部幅がちょうど100mmなので、今回はステンレスワッシャーを追加して使用しましたが、KEPSPEEDさんに頼んで、同様の100mmパイプを送って貰うことにしました。 ※現在販売しているのは長さ96mmのパイプです(詳細はこちら)。 チャレンジしたい方は御利用ください。 [純正スイングアームの幅は100mm] [今回使用する肉厚パイプは98mm] [1mmのステンワッシャーを左右に追加] 内側が決まったところで、今度はフレーム外側とスイングアーム内側の調整です。 フレーム外側の寸法は116mm スイングアーム内側の寸法は125mmで、その差9mmです。 内側と同じ手法でワッシャーを左右が同じ枚数になるようにして隙間を埋めました。1.5mm厚を左右それぞれに3枚ずつですね。 アルミスペーサーを削り出すことも考えましたが、薄い部分ですのでステンワッシャーを重ねる方が耐久性と可動性に優れると思いますが如何でしょうか? で、無事にピボット接続完了画像がこちら キッチリ装着!稼働に問題なしでした。 あ、そうそう、ピボットシャフトもシャリー純正では短いわけで、何を持ってきたかと言うとモンキー用純正シャフトです。 締め込んだ時に長さがどんピシャでネジ山余裕がないんですが、頻繁に緩めるところではないので、ネジロックで対応しました。 さて、次のハードルですが、ブレーキペダルのアーム部分です。 本来ブレーキペダルのアームがある部分にスイングアームのピボット部分を存在させようとするわけですので、アームが避けてくれる加工が必要です。 ただ、ドラムブレーキのブレーキロッドを引くための最適なアーム角度と、今度は油圧ピストンを押すために最適なアーム角度では、やはり違って当然! と言うことを考慮すると、グッドなアイテムは弊社の"油圧ディスク用ブレーキペダルforダックス"に交換してしまうことでした。 そうするとグッドなスペースが出来上がります。 但し、簡単な加工が1点、ペダルのジョイント穴と油圧ディスクキットのジョイントシャフトの太さが整合しませんので、7.2~7.5mm程度に穴を拡大してください。 次のハードルですが、ブレーキペダルのアームジョイントとマスターシリンダーのプッシュロッドの長さが5cmほど足りません。 そこで得意のホームセンターパーツでの工作です。俗に言う"長ナットと長ボルト"を使ってこの長さ不足を補います。 画像の通りロッド延長が完了です。 エンジンにマスターシリンダーを取り付けるブラケットを使用しますが、ロッドの角度が良い感じにするために2次クラッチ用を使いました。 それでも若干角度がずれていますが、マスターシリンダー内部の構造がこの程度の角度には対応するようになっていますので問題ありません。 見た目に良い感じなのですが、ブレーキペダルのシャフトの割ピンの位置が悪く、若干ガタ付きが出るので、その部分の特殊ワッシャー(純正部品)をもう一枚追加して軽減しました。
さぁ~て、これで全てのハードルを飛び越えました。 短めのリヤサスを使用し、ホイールなどは通常通り組み立てれば完成です。 稼働に全く問題なし! 如何だったでしょうか?大丈夫だったでしょう。
全体的なカスタムの完成は、フロントの大改造が済んでからとなります。 キッと、格好いいシャリーに仕上げますので乞うご期待デス。
2013-08-28 14:18:15
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